この仕事を始めてから、たくさんの料理人の方々に会い、たくさんの料理を見てきましたが、職業柄気になったのは盛り付けと道具。料理や盛り付けは中々真似できませんが、道具なら真似できるかもしれないと思い、興味を持ち始めました。
その中で個人的に以前から気になっていたのが「箸」!
「箸」は東アジアを中心に世界中で使用されています。日本で広まった理由には様々な説があるようですが、7世紀頃に伝来して徐々に全国に広がったと言われています。料理をする時も、食べる時も、細かい作業ができる万能道具です。そして「箸」を使って手を動かすことは脳を刺激するので、食育にとって大切なトレーニングになります。
日本で生まれて生活していると当たり前のように食卓にある「箸」。調べてみると、いろいろな種類の「箸」があることを知りました。料理によって、選ぶ楽しみが増えます。以前は箸専門店に行って買っていましたが、最近はインテリアショップなどでも売られていて、気軽に手に入ります。週末の散歩の楽しみが増えました。今回はいくつか購入したおもしろい「箸」と、その使用感を紹介します。
魚箸
先が細く、骨を取り分ける事を得意とします。焼き魚が食べやすくなります。しかし全体が細いので慣れが必要かもしれません。洗う時には丁寧に。笑(写真上が魚箸)
これは「カリモク60」という、インテリアショップで売られていた「箸」。今まで私が見た中で一番細いものです。
パスタ箸
先がねじれていて、パスタが掴みやすくなっているのが特徴です。さらにねじれた部分にソースも絡み付くので、料理の味がさらに口の中に広がります。麺類全般に使える「箸」です。子どもでも扱いやすいと思います。
細工箸
持ち運ぶ用に、コンパクトに形を変える「箸」です。お弁当やキャンプなどに向いています。他にも木材でできたもの、さらに漆塗りまでされているものもあります。
加工技術が本当に素晴らしい!(写真上が変形前です)
街を歩けば洋食が多く、フォーク・スプーンを使うことも増えましたが、和の料理をさらに楽しむために、日本の素晴らしい道具についてもまとめていきたいと思います。
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