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執筆者の写真千葉 芽弓

噛む効用

ライフスタイルの変化や食の欧米化による加工品やファストフードの台頭などもあり、現代の食事での噛む回数は昔に比べ激減しているそうです。


弥生時代には今の約6.5倍、戦前には約2倍以上噛んでいたといわれています。それは、食べ物を自然に近い形で食べていたことも大きく関係しています。


現代では柔らかいたべものが好まれるようになり、高加工され、冷凍やレトルト、フリーズドライなど様々な技術や、精製・精白されたものが多く、粒食から粉食になっていることも大きな要因かもしれません。



噛むこととは


  1. 唾液による消化補助、殺菌効果、虫歯や歯周病予防、口臭予防など

  2. 顎を発達させる

  3. 脳を活性化して認知症予防

  4. 食べ過ぎや肥満の予防


など様々な効能があります。


唾液には殺菌効果が高く、免疫にも関わります。


また、ごはんをよく噛むと唾液のアミラーゼによって、でんぷんが分解され、甘く美味しく感じられるはずです。その穀類の糖化した甘みは脳への満足度を高め、甘いものへの強い欲求も減るようになります。


そして今、マスク生活やリモートワークなどで唾液の出る量が減っていると言われています。食事の時には1口で30〜50回噛む。それだけでも、感染症予防や胃などの内臓への負担も減らし、口腔内環境をよくしたり、ダイエットにも効果があるはず!梅干しを食べるのもおすすめです。


ぜひ噛むことを心がけて食べましょう。

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