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執筆者の写真千葉 芽弓

椰子の実

椰子の実とはココナッツのこと。温暖化していても、日本では未だ育てることができないと言われるものの一つです。


身土不二の面では日本人にとって合うか合わないかは賛否ありますが、最近では乳製品の代替としてやロースイーツ、カレーなど様々なシーンで使われ、好む人が多いものです。


「和ビーガン」というメディア特性に合うか?はさておき、知識として知っていただけましたら幸いです。


今回、オーガニックのココナッツ商品のパイオニアであるcocowell(ココウェル)と雑誌VEGGYのコラボでのヴィーガンアイスクリームのイベントに参加し、ココウェルの水井代表のお話を聞いてきました。



ココナッツについて知らなかったことをいろいろ伺えたので皆さんにもシェアさせていただきます。


ココナッツは1本の木に1年に100-200個の実を実らせるそうです。ココナッツの木は人間と同じくらい寿命が長く、70年〜80年実り続けるのでとてもサスティナブルな植物です。ココナッツの油は酸化しにくいと言われ、健康にもよいと見直されています。


  1. ココナッツは農薬不要、捨てるところがないためとてもエコです。繊維はタワシやロープに使ったり、保水性を生かし土壌改良剤にもなります。

  2. 固いカラは器ややしがらの活性炭に水や空気浄化に。果肉はココナッツミルクやオイル、絞ったあとのカスはココナッツフラワーにります。

  3. ココナッツロングは果肉をそのまま乾燥させたものです。水はココナッツウォーター、酢酸菌で培養しナタデココになります。

  4. ココナッツの花の蜜を煮詰めたのがココナッツシュガー。低GIで血糖値が上がりにくく、発酵させてビネガーやお酒にもなリマス。


余すことなく使える、素晴らしいですね。


さらに、ココナッツの木は背が高いので、間にカカオやコーヒー、バナナなどを植えてコンパニオンで育てることができるので、そこに森ができて単一作物でないために土地が豊かに、環境にもやさしく、繰り返し長く作物が育つ環境になるそうです。



代表の水井さんは、学生時代に途上国の環境問題を学ぶためにフィリピンの大学に留学、そこで直面した貧困の現場に、環境問題だけでなく貧困問題の解決をしたいと志し、かつて植民地時代にアメリカが植えた沢山のココナッツの木に着目します。植民地時代には安く買い叩かれており、労働環境は過酷でした。


そして、水井さんは、2004年に「ココナッツで世界を変える」をコンセプトに掲げ、cocowellを立ち上げました。フェアトレードに取り組み、フィリピンの農家さんや子供たちの生活の改善を目指し、ココナッツの価値とおいしさを日本に伝えています。


今回、ココウェルの大阪本社ビル1階にあるオリジナルで開発したヴィーガンアイスクリームショップと自社製品のお店sari sari storeより、ヴィーガンアイスの試食をさせていただきました。こだわり原料、無添加で作る濃厚なアイスクリームは、リッチで滑らかでとてもおいしく、ヴィーガンアイスクリームの概念を覆す美味しさでした。


フレーバーも10種以上!




それも自社のココナッツミルクとココナッツシュガーのなせる技!


オリジナルのコーンもヴィーガングルテンフリー。ココナッツの搾りかすのココナッツフラワーと米粉で作られており、香ばしくてとてもおいしいアイスクリームコーンでした。


ヴィーガンやアレルギーの方、健康や血糖値を気にする方だけでなく、誰もがおいしくたべられる身体に負荷のないおいしいアイスクリーム。ぜひ機会があればご賞味いただきたいです。



余談ですが、アイスクリームと呼べるのは、乳固形分15.0%以上、内、乳脂肪分8.0%以上のものだそうです。

 

sari sari store

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