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  • 執筆者の写真千葉 芽弓

WE ARE WHAT WE EAT

スローフードの提唱者であり、かの有名なアメリカのカリフォルニア州バークレーにある予約のとれないレストラン「シェ・パニーズ」のオーナーであるAlice Waters(アリス・ウォータース)さん。アリス・ウォータースさんの新刊が発売されます。


アリスウォータースさんは、地産地消・ナチュラルフード・オーガニック・サスティナブル農業・食育・エディブルスクールヤードなどの大切さをいち早く訴えてきた食の革命家でもあります。


本道佳子シェフが最も尊敬する人もアリス・ウォータースさんだそうです。


そんなアリスさんの集大成ともいえる新しい著書、「WE ARE WHAT WE EAT」の日本語翻訳版である「スローフード宣言~食べることは生きること」が発売されることになりました。従来のようなレシピ本ではなく、食を礎にした社会に与える影響と、それが地球の未来につながるという大切なエッセンスが凝縮して詰まっています。



スピードと合理性を求めてビジネス的な仕組みですべてが変わってきた今、見直さなくてはいけない課題や問題が山積みになっています。


・ファストフードやコンビニの台頭

・加工品の増加

・食品添加物の多さ

・農薬や化学合成肥料による問題

・電子レンジ調理

・レトルト食品や出来合いの惣菜の多さ

・遺伝子操作や品種改良をされた野菜や果物

・畜産業の工業化とホルモン剤や抗生剤

・フードロス問題

・輸入依存と食料自給率の低下

・自然とのつながりの断絶


などなど…。


これらは皆、安かろう良かろうで大量に早く安く作ること、不当な利益を重視した社会システムが問題です。


食べるものが私たちの心身を作る。


日本でも国が旗を上げ、みどりの食料システム戦略が本格施行され、2050年までの大きな目標が掲げられています。



着実に形にしていくために、消費者である私たちが食べ方や生活を見直して行く必要があると思います。


The Vegetarian Chance Japanや、Wa-Veganでも大切にする価値観も同じです。環境問題、温暖化、健康問題、食料危機をはじめ、今起きている社会問題の解決の糸口がこの本には詰まっています。私たちひとりひとりが日々の食や買い物を変えることが、世界を変えることができる唯一のアクションです。


心ある方法で育てられたものを料理して、食べて、食卓に並べれば、身体に栄養が行きわたり、同時にスローフード的価値観をも吸収することができます。そしてその価値観は、私たちを導いてくれるのです。生態系と循環を壊すことのない生き方へと。


ぜひ、アリスウォータースさんの新刊をたくさんの方に手に取り、読んでいただきたいです。みんなでスローフード宣言をしましょう!

 

新刊「WE ARE WHAT WE EAT」の購入はこちらから


スローフード宣言――食べることは生きること

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