今日は仙台での季節の出来事や手仕事をご紹介します。
東京でも大雪が降るくらい寒さが厳しくなってきましたので、当然、仙台でもドカ雪が降っています。朝起きてカーテンを開けて白銀の世界が広がっていた時は、しばらく呆然としました。笑
しかし当然子供達は大喜び!雪合戦に雪だるまにソリすべりに、大興奮!僕も童心に返って、雪を楽しみました♪そうして全身冷え切って帰ってきた男たちは、ストーブの前に蝉のように集まります。笑
仙台に来て大小数台暖房器具を購入しましたが、その中の一つアラジンのBF3902は、やはり素敵。芯のメンテナンスや交換やパーツの清掃等、手間はかかりますが、その分愛着が湧きます。温まった後は備長炭で火を熾し、餅を焼いておやつに。炭火で焼いた餅は、トースターとは全く違う、特別な味わいです。備長炭、火起こし器、七輪、焼き網、炭バサミ、火消し壺があれば、炭火焼きを始められます。
僕は下記の「七輪本舗」で道具を揃えました。
餅といえば面白いのが、こちらに来て初めて体験した「餅花」作り!なんと木の枝に直接、紅白のモナカや、餅や団子を小さく丸めてくっつけます。そして、1月15日の小正月は「餅花」を飾ることから「花正月」とも呼ばれているとか。寒さの厳しい東北では、雪が積もって生花が無い代わりに、色鮮やかな餅花で生活を彩っていたようです。
さらに、小正月が終わった後に「餅花」を焼いて食べると1年間無病息災でいられると言われています。これで今年も大丈夫!そしてその後はお待ちかね、メインイベントの「どんど焼き」!みんなで神社に集まり、正月飾りを燃やしまくる豪快な行事!
時折、強風が吹いて「あちいあちい!!!」という叫び声が上がるワイルドな行事。。。!
キャンプファイヤーどころではなく、数メートルにも及ぶ火柱にむかって大勢の人が次々に正月飾りを投げ込む様は圧巻でした。そこで神様に感謝をし、祈り、願う。こうして古来より人々は、心身ともに整えていたようです。
地方は、自然と、季節の行事が、とても身近にあります。
日々大雪や寒さにさらされて自然の強大さを実感していると、家族や友人にはもちろん、先祖や神様に感謝と祈りを捧げたくなります。だから地方の人たちは強く、余裕があり、優しさにあふれているのかもしれません。
今年も一年健康で、良きご縁に恵まれますように。
(文・写真:藤田 承紀)
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