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執筆者の写真千葉 芽弓

ビタミンCたっぷりのすだち

初夏になると青く小降りな実をつけるすだち。


すだちはその昔、酸味のつよい豊富な果汁が酢の代わりに使われていたので「すだち」と呼ばれるようになったとか。全国の生産量の98%を徳島県が占めています。


すだちにはレモンより多いビタミンCが含まれており、日差しの強く紫外線が気になるこの時期にぴったり。クエン酸が疲労回復にもよく、果肉の中の「リモネン」という成分の爽やかな香りには癒し効果やリフレッシュ効果もあります。


湿度が高く蒸し暑さで食欲の落ちる時にも一役買ってくれます。可愛らしいすだちは、掌で転がして匂いをずっと嗅いでいたくなります。


■すだちの調理方法

  • 搾って使う:半分に切って手でギュッと搾ってお好みの料理にかけます。爽やかな香りが口いっぱいに広がります。

  • 皮を擦って使う:洗ったすだちを皮ごと擦り下ろします。麺類や冷奴などオススメです。

  • スライスして使う:飲み物や汁物などに加えて香りを楽しみます。



お魚の臭み消しにもなるため、この時期のすだち蕎麦は格別です。また、すだちの芳醇な酸味を生かすと旨味を感じやすくなり、濃い味付けを回避できます。


素麺のアクセントにしたり、グリル野菜や揚げ物に添えたり、初夏の香りを楽しんでくださいね (^^)

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