大豆の赤ちゃん、未熟な大豆をいただくようになったのはいつからだろう?
本来なら固く、青臭く苦味を伴いそうに思える熟す前の豆がこんなにも美味しいなんて…。枝豆を食べることを発見した人にはリスペクトしかないと毎年思うビールのお供の枝豆。調べてみると奈良・平安時代頃から食べられていたそうです。
残暑が厳しいですが、猛暑ほどに美味しくなると言われる枝豆。鮮度の高いそのままを塩茹でして食べるのが一番美味しい枝豆は、高タンパク質、食物繊維豊富で低カロリー。ヘルシーで、手軽に食べられる日本の誇れるスーパーフードとして大人気です。
日本各地には在来種の大豆があり、特性と個性のある枝豆もたくさんあります。その中でも「だだちゃ豆」は枝豆の人気ブランドとして、独特の香りと甘くほっくりとした美味しい品種です。
「だだちゃ豆」の「だだ」とは、山形の庄内弁で「おやじ」の意味で、江戸時代末期に殿様に献上した豆のおいしさに歓喜された殿様が、「ダダガ豆(おやじの豆)」と呼んだところから「だだちゃ豆」と名づいたそう。
旬の恵みに感謝して…。
おいしい枝豆の茹で方
【材料】
枝豆
塩 適量
水 枝豆の約3倍
【作り方】
1.ボウルに枝豆をいれ洗ってから塩をたっぶりふりかけ、枝豆をすりすり塩を馴染ませ、産毛とアクを落とします。
2.大きな鍋に枝豆の約3倍の水を入れ沸騰させ、枝豆を入れます。
3.沸騰する手前の状態で5-6分ほど茹で、口を開けてきたら味見をして固さを確かめ、好みの固さになったらザルに上げ、塩を振ります。
海外の方は日本の本当に美味しい枝豆をたべたら仰天するにちがいありません。本人の食卓に欠かせない大豆は、保存食としてと味噌やしょうゆから、夏の枝豆に、節分の豆まきまで生活に寄り添ってきています。遺伝子組み換えをせず、日本の原種・在来種の大豆、枝豆を未来につないでいきたいですね。
<オススメの一冊>
野菜の扱い方、調理の仕方はこちらの築地御厨の内田悟先生の著書「やさい塾」がおすすめです!
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