和歌山から届いた自然栽培のキウイフルーツ。キウイフルーツというとテレビCMなどでニュージーランドのイメージが強いかもしれません。
しかし国内でも作りやすいキウイ。国内産であれば輸送時のポストハーベスト(※)を気にしなくて済むので安心して食べられます。
※ポストハーベストとは、収穫後の農産物にかける農薬のこと。収穫後の農作物は、輸送や貯蔵中に虫やカビが発生するのを防ぐために散布される防虫剤、防腐剤、防カビ剤などをかけるので、輸送距離や保存期間が長いほどそのリスクは高くなります。
キウイフルーツの国内産地は、愛媛県が21%、福岡県が17%、和歌山県が15%、神奈川県が5%、群馬県が4%となっており、この5県で全国の約6割を占めるそうです。水はけがよく、昼夜の寒暖差が大きいほどおいしくなり、育ちやすいと言われています。
キウイの周りには細かい毛があり、これは「毛じ(もうじ)」と言い、果実を乾燥から守るために生えていて、品種によってこの毛の生え方は違うそうです。輸入のキウイフルーツはこの毛がない状態で売り場に並ぶのでご存知ない方も多いかもしれませんね。
キウイフルーツは突出してビタミンCが豊富。一個のキウイフルーツを食べれば、一日の必要量を補えます。ほかにも食物繊維、ビタミンE、カリウム、葉酸、ポリフェノール、マグネシウム、鉄、銅など優れた栄養がたっぷり含まれています。
この季節のビタミンC補給にも役立ち、また、消化を助けるタンパク質分解酵素「アクチニジン」があるため、お肉やお魚料理大好きという方にも、冬場の活動量が減り、ごちそうの増える年末年始にも、ぜひ食べていただきたいフルーツです。
キウイフルーツは固いままだとかなり酸っぱいので、熟させるのに、りんごと一緒にしておくといいよ、というのは、りんごやバナナはエチレンガスを出すために、その作用で追熟しやすくなるのだそうです。
この季節はケーキなどの飾りにも映えるので活躍します。そのまま二つにカットしてスプーンですくって食べたり、皮をむいてスライスして食べたり、ヨーグルトや流行のアサイーボウルに乗せたり、スムージーにするのも、またサラダのアクセントにするのもおすすめです。すりおろしてドレッシングにしてもおいしいです。
やっぱり果物や野菜類は国内で採れるものを選びたいですね。さらに近郊で採れるものほど鮮度が高くておいしさももちろん違います。
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