新米の美味しい季節。夏の暑い日差しを浴びて、水田のきれいな水をたっぷり蓄えて首を垂れて実る稲穂。
稲作とともに生活してきた日本人のソウルフードであり、主食と書くように主となる食べ物のお米は、島国日本で100%自給できる日本の誇れる宝物です。ヴィーガンやプランドベースの食事を取り入れる中で、不足しがちである栄養素を欠かずに、バランスがとれた健康的食事として推奨されるのが、「プランドベース・ボールフード」です。必要栄養素もまかなえる玄米は、稲の籾殻を外した精白していない一物全体食で、プランドベース・ボールフードを代表する食材です。
それは世界でも「ブラウンライス」として注目されるもの。
浸水させれば芽がでる生きた食べ物です。
玄米がなぜいいのか?を少しご紹介します。
玄米はエネルギー源としても優れており、長時間脳に持続的にエネルギーを与えてくれる。空腹を感じにくくダイエットにもよい。
マクロビオティックでは、玄米は最もバランスのとれた中庸な食べ物だと言われている。
玄米にはそれ自身に230種類もの酵素を持ち、体内に未消化物を残さない
食物繊維が豊富で腸内に滞留時間が短く負担が少ない。腸内腐敗をおこさず、デトックスの最たる方法の便通をよくする。体内の不要な毒素類、悪玉コレステロールも吸着し排出のサポートをしてくれる。
不足しがちなマグネシウムやカルシウムなどのミネラルや、ビタミンB群はじめ栄養素が豊富である
よく噛んでたべると唾液分泌で虫歯予防や胃の負担を減らし栄養をまるごと消化吸収できる
がん、糖尿病、肥満はじめ様々な生活習慣病予防に長けている。
新米は水分をたっぷり含み、甘く美味しいので、ぜひ玄米のまま炊いて食べてみてくださいね。玄米は種を守るために表皮にしっかり包まれているため、洗う時は拝み洗いといって、手のひらを合わせて合掌するように玄米を手に包み、手を擦り合わせるように洗って、最低8時間以上、理想は24時間浸水することでふっくらと消化しやすくなります。
炊き方は、圧力鍋でもちもちに、土鍋や鉄鍋でふっくら軽く、また忙しい方たちは炊飯器の玄米モードを使ってと、お好みやライフスタイルにあわせて炊いてくださいね。自然塩をひとつまみ入れると、表皮を柔らかく消化しやすくしてくれます。炊き方もご自身がどれがおいしいと感じるかの感覚を生かすのも大切です。
米の消費量は年々減っています。糖質を悪とする流れからお米を避ける人も増えていますが、お米の糖は実に効率的で私たちの体質にも合い、負担なく有益なエネルギーとなってくれます。特に玄米は消化酵素や食物繊維がたっぷりなので、血糖値上昇は緩やかであり、気持ちの揺れ幅や疲れやすさもなくなるといわれています。
みんながお米をたべて、そのおいしさや価値を再認識することで、日本の食料自給率は上がり、私たちは健康になり、輸入依存な食生活からシフトできるのですから環境にもやさしいと、一石三鳥になります!
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