「あけぼの大豆」は晩生種の大豆で、10月が旬。身延町曙地域などで明治時代から栽培されている在来種の大豆で、通常の大豆よりも大粒で糖度も高く、甘くておいしい極上の大豆と言われています。
入手が難しく「幻の大豆」と言われ、特にその枝豆は収穫期の数日しか出回らない希少性の高いもので、その芳醇なおいしさは格別です。
山梨県の南部にある身延町は標高300〜700mで昼夜の寒暖差が激しく霧深い気候で、礫岩層といわれる土壌があけぼの大豆のおいしさを生み出しているそうです。限られた地域でしか作れず、すべて手作業という手間のかかるものなので、次世代への継承が問題になっています。
その地域にしかない在来種の野菜の素晴らしさや、おいしさを守っていきたいですね。
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