梅仕事の季節ですね。和歌山の友人から無農薬の梅を送ってもらい、私も梅干し、梅酵素、梅酒、梅ジャムを作りました。
自然塩だけで漬けた伝統的な梅干し。
日の丸弁当は日本の国旗と同じ、ごはんと梅干しは日本人の食卓のシンボル。「梅はその日の難逃れ」ということわざがあるように、梅干しを食べればその日一日の災いから逃れられるというように、かつて旅する時には必ず梅干しを持ち歩いていました。
天然の抗生物質ともいわれる薬効効果も高い日本の伝統的な酸っぱい梅干しが、現代では人気がなく売れなくなっているのだとか。梅干しの健康効果は研究され、殺菌・感染症予防、虫歯予防効果、消化促進と食欲増進、疲労回復や熱中症対策、血液浄化、等々他にもさまざまな優れた効果効能のある保存食です。
実は植物性乳酸菌が含まれており、腸内環境を整える効果もあります。おなかを下した時や、二日酔いや車酔い、甘いものを食べすぎたときの頭痛などに食べると即効性があるので、ぜひ試してみてください。
梅干しはたたき梅にして、きゅうりやおくら、長芋などと和えたり、ポテトサラダにいれたり、ごぼうの梅煮に代表されるように煮物の味付けや、うどんの出汁に入れるなど、その複雑なうま味や有機酸の生み出す味わいは例えようのないおいしさで、料理にも重宝します。
梅干しを漬けるときにでる上がり水の梅酢は、酢飯や酢の物、サラダのドレッシングづくりなどにも大活躍する優れものです。
最近では、はちみつで漬けた甘い梅や、かつお節や添加物で味付けした梅などが多く出回るようになっていますが、古来から伝統的に作られる本物の梅干しを常備し、お料理や健康管理にぜひ役立てましょう。
ぜひ次世代に日本の宝「梅干し」を継承し、守っていきましょう!
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