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執筆者の写真千葉 芽弓

百薬の長りんご

更新日:2021年11月25日

アップルパイ、焼きリンゴ、タルトタタン、アップルクランブル。りんごのおいしい季節になりました。

「りんごが赤くなると医者が青くなる」とか、「一日一個のりんごは医者を遠ざける」という諺が世界にもあるように、りんごの健康効果は日本のみならず、世界でも周知のことです。子供のころ、風邪を引くとお母さんが作ってくれたりんごのすりおろしや葛りんごを懐かしく思う人もいるかもしれません。


りんごのペクチンによる整腸効果が高く、腸内に滞った動物性の脂やタンパク質の分解をサポートしてくれると言われて、腸の中の滞りや熱をとってくれます。りんごは果物の中でも日本国内でたくさん採れるため、身土不二やフードマイレージの観点からも優れたものです。


アダムとイヴのりんご

聖書にも登場する禁断の果実と言われるりんご。アダムとイヴは善悪の木の実=りんごを食べたことにより、善悪がわかるようになったと書かれています。知恵の実ともいえるのかもしれませんね。


旬のりんごを楽しもう

シャキシャキの食感と甘味と酸味、香りをそのまま生で食べて楽しんだり、加熱して蒸し煮、オーブン焼きでシナモンをかけて楽しんだり、ジャムやピュレにしたり色々なバリエーションで楽しんでみてくださいね。


主なりんごの品種

りんごの種類はとても多く、世界では約15,000種、日本では約2,000種類、りんごの名産地の青森県内では約50種類が栽培されているそうです。


■フジ

甘味が強く生食として人気の高いバランスのとれたりんご。


■王林

黄緑色の皮のりんごの王道。香り高く酸味のない優しい味のりんご。


■トキ

王林とフジの掛け合わせでできた品種。旬が短いが、果汁が多く、甘さと酸味、香りの調和のとれた品種


■紅玉

アップルパイや焼きリンゴに最適な小ぶりで酸味の強い品種。赤色が鮮やかで焼くと味の濃い酸味と甘味のバランスのとれた加熱向きな品種


■シナノゴールド

黄色い皮にやや酸味が強めでシャープな甘さでシャキッとした食感が爽やかな品種


■グラニースミス

最近日本でも目にするようになったアップルパイに人気の酸味の強い品種


■名月

果皮は黄色で、日の当たる面が淡い紅色のグラデーションが美しく、みずみずしく甘みが強く、黄色いりんごには珍しく蜜が多く入るため昨今人気。


■むつ

ゴールデンデリシャスとインドを交配して出来た大玉の青森県生まれの品種。 柔らかなきめの細かい食感とやさしい甘さ。果汁を絞ってジュースや、離乳食などくたくたに煮て食べるのに適している。


■シナノスイート



りんごを皮ごと薄切りして塩水にくぐらせて蒸し煮し、重ねて巻いていくと、美しい薔薇の花に。スイーツやお料理に添えると、食卓が華やぎ、かわいいのでぜひやってみてくださいね。

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